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人狼ゲームでの『最強説得術 2選』

ブログを書くと語彙力が上がるらしいんで今後は偶数の日(もしかしたら土曜日と日曜日になるかも)に書こうと思います。

 

ただ、そんな書けるような知識ないので内容は「自分語り」か「備忘録」です。

はい。

 

ということで今回の内容ですが、

最近ずっと考えてた人狼ゲームで「FITD」と「DITF」を使えば説得力が上がって特定の吊り誘導が捗るんじゃないかなと考えていたんでそれについて考えていこうと思います。

 

 

 

FITDとは

フット・イン・ザ・ドア」の略です。

これはセールスマンがドアに足を入れれば勝ち

というところからきている言葉で

小さな要求から進めていくことで後ろに控えている大きな要求も承諾してくれる確率が上がるといわれている方法です。

 

これは心理学者のジョナサンフリードマンとスコットフレイザーの研究によって明らかになったテクニックです。

 

その実験方法は

まず、自宅の庭に大きな広告公共広告看板を置くようにお願いします。

この依頼方法だと交渉成功率は17%でした。

 

次に小さなシールを貼るのをお願いします。

そのシールは小さなシールなのでほとんどの人が了承しました。

その2週間後に上と同じように看板を置くようにお願いすると、

交渉成功率は17%から76%まで上がりました。

このシールと看板が何も関係性がなかった場合も効果がありました。

 

これは人間が一貫した行動を好むことが原因だといわれています。

ただ、単に看板を置くことを頼んだ場合頼まれた人たちは何とも思わないですが、

シールを受け取ったことで「自分は良いことをした」という考えるらしいです。

そこで、看板を置くようにお願いされたので自分が良い人というイメージを

守るために了承するというメカニズムです。

 

DITFとは

ドア・イン・ザ・フェース」の略です。

FITDは小さなお願いを積み重ねて最終的に大きなお願いを通すというやり方ですが、

こちらは対照的で、「大きなお願いをしてから目的の小さなお願いを通す」というものです。

 

これは社会心理学者のロバートBチャルディーニの研究によって明らかになったテクニックです。

実験方法は

大学生に土曜日に2時間の不良少年の引率ボランティアを依頼します。

それを普通に依頼すると17%の大学生が承諾しました

それを週二時間の不良少年のカウンセリングを2年間行うボランティアを依頼します。

この場合、承諾した学生は誰一人いませんでした

そして、断ったところで上記のボランティアを依頼すると50%の大学生が承諾してくれました。

 

 これは人間にコントラストで物事を測る習性があることが原因だといわれています。

つまり、直前のお願いがあまりにも大きかったので相対的に小さいほうのお願いが簡単に感じたため交渉成功率が高くなったといわれています。

 

DITFとFITDの使い分け

以上を読んでもらってどちらの方も似たような方法で似たような効果があって

「結局、連続でお願いすれば成功率上がるんじゃない」と思った人も多いと思います。

ですが、そうじゃないのが現実です。

察しの良い方は気づいていそうですが、この2つの方法、やり方と結果はほぼ一緒なんですが、中のメカニズムが全く違うのです。

 

DITFは人の一貫性を利用した方法でまず最初にその人の感情の基盤を作ってからそれに沿うようにお願いすることで交渉成功率を上げています。

つまり、「環境を整える」→「お願いする」という手順です。

 

一方で、FITDは目的のお願いの直前に大きなお願いをすることで目的のお願いを簡単に見せることで交渉成功率を上げています。

つまり、「お願いを簡単にする」→「お願いをする」という手順です。

 

この二つの方法の使い分け「必要な時間」を考えればわかります。

DITFは実験でもわかる通り比較的長い時間をかけて行われました。

つまり、このサイクルを早めるとわざとらしくなり交渉成功率が逆に低下してしまうのです。

一方でFITDの場合は逆に間隔を狭めたほうが良いといわれています。

コントラストで簡単に見せるためあまり時間をかけ過ぎると効果が薄くなっていきます。

 

以上のことより、

時間をかけても良い場合は「DITF」、

なるはやで終わらせたい場合は「FITD」、

という使い分けをすることができます。

 

人狼ゲームでのDITF

では、長い前置きは終わったのでやっと本題に入っていきます。

もし、DTIFは比較的に長い時間をかけて行うので

人狼ゲームで活用するならゲームの序盤が良いでしょう。

 

具体的には、

初日の時点で何の確証もないのに自分を怪しんできた人に

「まだ、何も情報はないから中立的な目線で物事を考えてほしい」と言うだけです。

 

これは凄くまっとうな意見なんでよほど頭のおかしいプレイヤーでない限り了承するでしょう。了承したことにより潜在的に怪しんできたプレイヤー「自分たちは同じ意見だ」という意識が生まれその人を操作できる確率は上がるでしょう。

 

上の例の場合だと人狼ゲーム攻略系のよくサイトで紹介される「キラーフレーズ」みたいなノリですが、実際はもっと広く使えるものです。

 

ようするに、序盤に自分と同じ意見の人は後半もよほどのことがない限り味方になってくれるので序盤にできるだけ同じ意見の人を増やそうということになります。

逆に、それでも同調しない人は後半もそれを貫く傾向が高いため、あなたが人狼なら襲撃先として選ぶのも悪くはないと思います。

 

人狼ゲームでのFITD

次はFITDの活用法について解説します。

FITDはまず最初にみんなが受け入れないような大きな要望をする必要があるので、

リスクを取りたくない序盤にあえてリスクの大きい吊りを提案したのち、

それを撤回して無難な吊りを提案することでそのまま無難な吊り提案が成立しやすいという感じです。

 

これを使うメリットは二つです。

・説得力が上がる

・責任の回避

一つ目に関しては最初に解説したので説明は省きます。

二つ目なんですが、もし吊り指定先の人の霊能結果が白だったとしても

あくまで妥協した決定だったという事実があるのでそこまで疑われる要素にはならないです。

まぁ、別に外したのが理由で処刑される村も少ないかもしれないですが…。

 

ちなみに、このFITDをDITFに組み合わせることで割と強固な説得にもなります。

やり方としては

DITFの

『初日の時点で何の確証もないのに自分を怪しんできた人に「まだ、何もないから中立的な目線で物事を考えてほしい」と言う』

という手順の前に

先に〇〇が怪しいからそいつを吊って欲しい』と言う会話を置いて否定されたところで上の文を言う感じです。

これより 中立的に物事を考えてくれる成功率が高まります。

 

まとめ

今回は軽い心理学的テクニックを交えた説得術について解説しました。

正直、卓上の理論に過ぎないので実際に使えるテクニックなのかはわからないです(ぼっちだから試す友人がいない)。

まぁ、ネット人狼はロジックだけでもなんとかなりますが対面人狼だとログが見れないですし、話した内容を全部覚えるなんて不可能なんで結局は印象による意思決定の場面が多いのでこういう無意識を操作していくテクニックってすごい重要だと思います。

まぁ、正直こういう技術も完璧なロジックの前では無意味なんですけどね。

 

気が向いたらぜひ試してみてください。

 

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参考文献: 

他人が必ず、あなたに従う黒すぎる心理術

他人が必ず、あなたに従う黒すぎる心理術

 
人を操るブラック洗脳術―相手を「理解」「予測」「コントロール」する!

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